この時期だけ全国区

連日大雪の中継に長岡が登場します。まだまだ降りそう。すっかり長岡が有名になりました。約50年前、夏休み前半にコカコーラ(当時摂田屋あたりに配送センターがありました)で配送のアルバイトをして、後半に原付バイクで九州1周旅行をしました。初日は金沢の兼六園で野宿。家に公衆電話に電話しました。10円しか入れないから、つながって何か言うとすぐ切れる。そのとき初めてジャンジャン10円を入れないとだめという事がわかりました。それがわかるまで、10回くらい家に寸止め電話した覚えがあります。話はそれますが、私が初めてスペインに旅行し、家の母親に電話したところ、「倅はいま外国に行っていないので、どちら様ですか?」外国から電話が出来るという事を知らなかったようで、私からとわかるまで、結構お金を使いました。さて、愛車ダックスは2.5リットルしかガソリンが入らないのでしょっちゅうガソリンスタンドで給油した覚えがあります。ほとんど野宿でしたが、楽しかったです。鳥取砂丘の真ん中で野宿したときは朝になって砂に埋もれてしまい、もう少しで窒息するところでした。関門トンネルは、自動車道は通行できず、地下の歩行者扱い。エンジンかけたら、スピーカーで「エンジン切りなさい!」真ん中までは下り坂で後半は上り坂で、押して歩くのはきつかった。九州熊本では水俣市を訪れたとき、水俣病の原因となったチッソ水俣工場まえで、大規模な抗議デモがあり、会社から出てきた車から、会社側の人間が大声で悪態をつく様子も目の当たりに目撃しました。「お前ら、誰のお陰で飯食ってんだ!!」そんな時代でした。詳しくは別の機会に譲るとして、言いたいことは、九州での出来事。バイクで走っていると、車から呼びかける声が「長岡ナンバーだから京都から来たんかい???遠いところからよう来たね。きいつけてね」だって。実はもっと遠い、新潟県からなんだけど。当時長岡なんて地名はほとんどなじみがなかたっんですね。今は雪のニュースで良く出るから、依然と比べて認知されたものだと感じる次第。これが結論。原付バイクで九州1周なんて、今やったら確実に死にますね。