なまり 訛り 方言

作家の立松和平さんの記事でしたか、東京に出てきたとき栃木のなまりが恥ずかしくてなかなか話が出来ない日々の話がありました。ちなみに、立松和平さんの本名は「横松 和夫」さんで、横を立にしたもじりだそうです。貧乏学生でお金がないので、食堂に入って一番安い物を注文したそうです。それは「オニオンスライス」。初めて見るメニューで、「オニオンス」というものが上にかかったライスだと思ったそうです。出てきた物は当然オニオンスライス。待てど暮らせどライスが出てこない。それを店員に言おうにもなまりが恥ずかしくて言えなかったというエピソードが紹介されていました。そこまでの思い出はないですが、神奈川時代の思い出です。何かの試験に落ちた時の話。「○○の試験におったんだよ」と言ったら皆「?????」「なにそれ、試験にポキンと折れたの?」
知らなかった。落ちるの過去形は「落ちた」または「おっこちた」なんだと。おったは方言だということをそのとき初めて知って、ちと恥ずかしい思いをしました。昔は上野駅で新潟行きのプラットホームに行くと懐かしいなじみのあるなまりが聞こえたんものですが、今はそのような風情は無くなりつつあるようです。ショーシイ思いをしましたて。