フェーン現象

簡単にいえば、圧力(気圧)が上がると温度が上がり、圧力が下がると温度が下がる。どうもフェーン現象の理屈がよくわからないもので、少し調べて見ました。ドイツ語でFöhn(南風)から来ているらしい。Oの上に点点(ウムラウト)があるから、喉の奥から濁った発音のオーですね。日本の訳では風炎(フエン)現象。高い山を湿った空気が抜けると気圧が低くなるので気温が下がる。そうすると空気中に溶けきれなくなった水分が雲となり、残った空気は乾燥する。また湿った空気は水分の影響であまり温度が下がらないままで乾燥して山を越える。山を越えて高度が下がると気圧が上がってきて、温度が上がる。これがフェーン現象と理解しました。ふーーん。

高校の物理の実験装置で、長い注射器の様なガラス管があり、この中にティッシュのかけらを入れる。勢いよくシリンダを押し込んで圧力を上げるとティッシュが燃えます。ボーとしている生徒も一瞬目が点になります。一瞬ですが。圧力が下がると温度が下がる現象は、カセットコンロをずっとつけていると、液体のガスが気体のガスになることで圧力が下がり、カセットの容器に水滴が付く現象がそれ。この現象を利用したのがエアコンです。なんとなくわかったような気が。でも未だに虹の理屈がいまいち不思議。ま、いいか。