答え一発「カシオミニ」←テレビコマーシャル

懐かしい、大衆向けに世界初で発売された電卓です。青く光る文字で、今の電卓の機能から比べたらまるでおもちゃの域です。1970年代に発売されたのですが、計算たくさんある教科があり、計算尺やそろばんで10桁以上の数字のかけ算や割り算を駆使してやっと答えが出る教科がありました。化学工学だったかな?プラント設計なんかだったと思います。計算尺ですよ。知らない人が今では多いでしょうね。「ヘンミ」という会社の製品で、入学時に買わされました。あまりに試験が大変なので、担当教諭に「電卓を使っていいですか?」と聞いたら、なんと許可されました。「答え一発カシオミニ」は当時12800円ですがな。家庭教師のバイトで買ったんでしょうね。それで試験に臨みました。周りの同級生の冷たい視線を浴びながら。しかし、悲劇はここから。この電卓は、大きな桁や小数点以下一杯あるような複雑な計算は出来ず、整数中心の電卓でした。悪戦苦闘しているうちに、なんと段々表示が暗くなりうっすらとしか数字が見えなくなり、とうとう「電池切れ!!!」結果の悲惨さは想像に任せます。(>_<)

そんな代物でしたが、当時は画期的でしたね。家庭に計算機が普及するきっかけになったんです。電卓のほろ苦い思い出ででした。「ヘンミ」という会社は、電卓が普及して伸び悩み、倒産か廃業したはずです。