音読みと訓読み

読みと訓読みのちがいは次のとおりです。
・音読み……
昔の中国の発音をもとにした読みで、聞いただけでは意味がわからないものが多い。
・訓読み……
漢字の意味を表す日本語の読みで、聞いただけでも意味がわかるものが多い。
たとえば、「草」という漢字には次の読みがあります。

(音)…ソウ
(使い方)草原(そうげん)/草食(そうしょく)
(訓)…くさ
(使い方)草花(くさばな)/七草(ななくさ)

うんちくはともかくとして、高校時代授業の名前で盛り上がった事があります。
例えば家庭科で「食物」という授業があります。私は最初これを「たべもの」という授業があるのかと面白いと思った記憶があります。正式には「しょくもつ」というんだと教わりました。そういえば、「被服ひふく」「編組へんそ」「国語こくご」「数学すうがく」など全て音読みですね。教員同士で大盛り上がりしているところに理科の先生が仲間に入りました。彼のセリフが面白い。「そりゃそうだよ。だってオレが教えている教科は生物だよ。訓読みだったら『なまもの』じゃないか」。妙に納得してしまいました。