私は字がとても下手。独身時代、今の奥さんに年賀状を出したんですが、その年賀状を見た途端、赤い墨液で直したい衝動に駆られた位の悪筆。その私が、ある葬儀場に行き、御霊前を渡し、自分の住所と名前を芳名帳に書いているときのこと。「いやぁ、達筆ですね」と言われ、『わかる人にはわかるんだなぁ』といい気になって、思い切りねちっこく書いて、『どうだ』と言わんばかりにその声の主をみたら、なんと私の御霊前に書いてある字を見てしきりに感心しているではありませんか！！それは、何を隠そう私の相方の字なんです。あのときほど心躍った後奈落の底に落ちたことはありません。よくよく考えてみたら、自分の書いた字が後になって自分でも読めないこと多し。相方、書道の先生。はぁ〜。
